初心者にもわかる

マーケティングの分析手法

マーケティングの分析手法

>>集客・販促のノウハウ集を一括ダウンロード!<<

Webマーケティング分析の手法とは?サイトへ呼び込む戦略5つも紹介

■企画立案
現状分析作業が終わると、次は具体的な企画立案に入ります。企画立案は顧客の視点をじっくり洗い出す必要があります。顧客がその商品やサービスを購入して得られる満足感や価値、費用をどれくらい出してくれるのか、そして購入のしやすさやリピート性、顧客とのコミュニケーション手段などについて吟味していきます。 その後、売り手側からみた分析を行い品質や価格、流通経路、販促などについて対策を練っていきます。

■戦略の可視化
Webマーケティング分析は、常に戦略の可視化を意識して行う必要があります。アクセス解析やKGI(重要目標達成指標)などを常にチェックし、現状の数値を可視化してマーケティング分析を行ない続けることです。 また、可視化することで、目標と現状の進捗度合いや修正点が見つけやすくなるという利点もあります。

Webマーケティングの現状分析の手法5つ

■顧客の動きを細分化する
自社の商品やサービスがどのようなターゲット層にヒットするのかは重要な問題です。その商品を手にしたときの重要性や優先順位、ターゲット層の潜在的需要数、運送にかかるコストや反響など様々な要因を細分化して徹底的に調べます。 顧客の動きを細分化していくことは、Webマーケティングの現状分析には欠かせない要因になります。

■5WHY分析で問題点を掘り下げていく
Webマーケティング分析では「5WHY分析」を使用して問題点の徹底的な掘り下げを行ない、根本原因を解明します。5WHY分析とは「なぜ」を5回繰り返していくことで、ものごとの根本原因にたどり着く分析法です。根本原因を見つけ出さないことには顧客の需要の掘り起こしやターゲット層の特定にたどり着けません。 勘や私情に左右されずに市場動向を突き止めるためにも、「5WHY分析」は重要な分析法といえます。

Webマーケティングの企画立案の手法3つ

■STP分析でターゲットの行動を把握する
企業はSTP分析の手法を用いて、市場内におけるターゲットの行動を把握していきます。STPとはSegmentation(セグメンテーション)、Targeting(ターゲティング)、Positioning(ポジショニング)の略になり、顧客や市場を分けてその中で狙いを定め、他社との違いを明確にする分析になります。 STP分析は「誰に」「何を」の部分を明確にするための分析手法になります。

■4P分析でマーケティングの課題を見つける
企業は4P分析を行なって、現状のWeb分析の課題を見つけます。4P分析とは、Product、Price、Place、Promotionの頭文字からきたもので、どのような商品・サービスをいくらで、どんな場所でどう販促するのかという視点の分析です。 4P分析はマーケティングにおける具体的な施策立案にあたるため、ターゲットや市場動向の見極めが分析されてからの動きになります。

■4C分析で自社の商品を見直す
企業は4C分析を行なって、自社の商品を見直す分析を行ないます。4C分析とはCustomer Value(顧客にとっての価値)、Cost(費やすお金)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)を表しています。つまり顧客目線に立った購入意欲の誘導ということになります。 4P分析からは得られない顧客志向の購買意欲を、4C分析を駆使して導き出すのです。

Webマーケティング戦略の可視化の手法

■ペルソナを決定しどのようなサイトを経て購入に至るのか調べる
マーケティング戦略では、ペルソナを決定してどのようなサイトから購入に至っているのかを調べます。ペルソナとは、企業側が選別した架空の購買意欲をもった顧客です。そのペルソナがどのようなサイトを閲覧し、どのページに時間をかけて滞在し購入に至ったのか、をつぶさに調べるのです。 この一連の流れを可視化しておけば、Webマーケティング戦略において有効な方法となります。

Webマーケティング効果測定の手法

ここからは、Webマーケティングにおける効果測定の手法について紹介します。 マーケティングの分析手法
Webサイトでの販促手法は日々、新しい方法が登場してきます。 最適な効果測定が行えるよう、しっかりと把握しておきましょう。

■KPT分析で業務効率化を実現する
KPTはKeep(維持すること)、Problem(抱えている問題)、Try(解決策)という意味になります。この3要素を現状の問題に分類して定期的に分析していくことで、問題の成果をより早く得られます。 現状の効果測定を行うにあたってPDCAサイクルとKPT分析は、課題解決と業務効率化を期待できる手法です。

顧客を自社のWebサイトへ呼び込むための戦略5つ

■SNS広告でWebユーザーを絞りこむ
SNS画面上で配信されるSNS広告はリスティング広告と違って、各サービスのタイムラインやフィード上に配信されます。またユーザーの興味関心や属性(地域、性別、年代など)といった「人」ベースでターゲティングが可能となります。 キーワードでターゲット層を絞りこむリスティング広告と人の興味・関心に的を絞ってユーザーを絞りこむSNS広告は、併用していくことでより多くのアクセス数を見込める手段となります。

■メールマーケティングでWebユーザーの行動履歴を把握する
メールマーケティングを使ってWebユーザーの行動履歴を把握することもできます。メールマーケティングは以前のメルマガ一斉配信といった手法ではありません。セグメントメールやステップメールの浸透により、顧客の基本情報や志向に最適化されたコンテンツを個別に配信できるようになりました。 メールマーケティングはメールの開封率やクリック率などを効果測定しやすいため、Webユーザーの行動履歴を把握するのに優れた手法です。

■Webセミナーを開催して顧客と接点をもつ
Webセミナーとはインターネット上で行われるセミナーです。開催コストや会場の準備、集客制限などがないため、顧客開拓の手段として大きな効果を期待できます。 参加者との接点をもつことで自社サイトへの誘導の手応えを実感できる手法です。

【重要】マーケティングの分析手法・フレームワーク

PEST分析のイメージ

法律や規制の動向といった 政治的要因(Politics) 、賃金や物価、金利、家計消費の動向などの 経済的要因(Economics) 、人口動態や流行、宗教などの 社会的要因(Society) 、技術革新やインフラの整備状況といった 技術的要因(Technology) の4つの視点から外部環境を見ていくことで社会全体の動向をつかみ、自社のビジネスを展開していく上での機会や脅威の発見につなげていきます。

1.2 3C分析

3C分析とは、 顧客や市場(Consumer)競合(Competitor)自社(Company) の3つの観点から自社の経営環境について分析する手法です。

3C分析のイメージ

顧客や市場については、市場規模や成長性、顧客ニーズや購買行動、競合各社の市場内シェアや推移、業界内のポジションと新規参入、代替品の可能性(脅威)などについて分析していきます。また、自社については分析するまでもないと思われがちですが、自社の強みや弱み、自社の事業の状況などを複数人で洗い出していくことで見落としや視点の漏れを防げるほか、共通認識が図られる効果も期待できます。前述のPEST分析がマクロの環境分析手法であるのに対し、3C分析はミクロの環境分析手法として位置づけられるでしょう。
分析にあたっては、できる限り客観的な事実の収集に努め、出揃った事実に対する解釈は後述するSWOT分析と同様、 プラス、マイナスの両面から見ていくことが肝要 です。

1.3 5フォース分析

5フォース分析は、 自社をとりまく環境を以下の5つの分類ごとに整理し 、それぞれが 自社のビジネスにとってどれくらい脅威となるか、また、対抗していく上で、どのように効果的に自社の資源を配分していくかを検討する材料とするもの です。

5フォース分析のイメージ

(1)競争業者

(2)新規参入業者

1.4 SWOT分析

PEST分析や3C分析、5フォース分析が主に外部の競争環境を分析することに主眼をおいたフレームワークであるのに対し、SWOT分析では、 自社がコントロールできない外部環境のなかにある機会(Opportunity)を捉えたり、脅威(Threat)に立ち向かうために、自社の持つ強み(Strength)や弱み(Weakness)をどのように活用していくかを検討するためのフレームワーク です。

SWOT分析のイメージ クロスSWOT分析のイメージ

自社の強みを活かすことで利益獲得や成長の機会をいち早く掴むことができないか(S×O)、脅威となりうる外部環境への対処として自社の強みを活用していく術はないか(S×T)、また、現在の環境を自社の弱みを攻略する機会にできないか(W×O)、脅威に立ち向かう中で弱みを克服していけないか(W×T)といったように、 マーケティングの分析手法 自社の内部や外部環境にあるプラス・マイナスの要因の組み合わせから戦略の方向性を探るために用いる ものです。

1.5 STP分析

STP分析とは、市場を何らかの軸で細分化し、 共通するニーズを持つグループに分割するセグメンテーション(Segmentation) 、細分化したグループ個々について自社の商品・サービスとの親和性や市場としての有望さなどの観点から 優先順位を定めるターゲティング(Targeting) 、競合商品・サービスとの対比の中で 自社の商品・サービスの位置づけを定めるポジショニング(Positioning) という、商品・サービスを市場に上梓し消費者に訴求する前に行うべき一連の分析・検討事項を指すものです。

STP分析のイメージ

1.6 4P分析(マーケティングミックス)

STP分析により定めたターゲット・セグメントに対し、ビジネスの成果を実現するため に、企業がコントロール可能なマーケティング要素である「製品(Product)」、「価格(Price)」、「流通(Place)」、「プロモーション(Promotion)」の4つのPを適切に組合せていきます。

4P分析のイメージ

1.7 バリューチェーン分析

バリューチェーンとは、 原材料の調達から商品・サービスが顧客に届くまでに企業が行う活動の連鎖を、価値の連鎖(バリューチェーン)として捉えたもの です。

バリューチェーン分析のイメージ

一般的に、企業の活動は原材料を調達し、加工・製造により商品化し、マーケティング・販売を経て付加的なサービスを含めて顧客に届けるといった「主活動」と、これらの活動を支える人事・労務管理や研究・技術開発、調達先の開拓・管理、企業活動のインフラ整備などの「支援活動」に分けられます。バリューチェーンとは、こうした「主活動」と「支援活動」全体を通じて商品・サービスの価値を形作っていく一連の連鎖を指すものです。
バリューチェーン分析は、このような「主活動」と「支援活動」全体のなかで、 “どこでより多くの付加価値が生まれているか”“過大なコストがかかっている活動はどれか” といったことを可視化することで、 コスト削減や自社の強み・弱みを把握することにつなげていくもの です。
ただし、多くの場合、実際のバリューチェーンは原材料の採取・加工から部品の調達・組み立てによる最終製品の製造、配送・小売と、商品・サービスが最終消費者に届けられるまでに複数の企業間取引を経ることから、自社のバリューチェーンの見直しだけでは限界があり、取引先を巻き込んだ見直しが必要になる場合もあるでしょう。

ここまでご紹介してきたように、PEST分析はマクロ環境を、3C分析、5フォース分析はミクロ環境を、それぞれ分析するものであり、SWOT分析は外部環境と自社の強み・弱みを把握することで自社がとるべき戦略を複数の代替案を含めて立案していくものといえます。一方、STP分析はターゲット市場を優先度に沿って絞り込み、自社や自社の商品・サービスの見せ方を定めるもの、4P分析はマーケティングミックスが適切になされているかを確認し、最適な組み合わせを実現することで売上などの経営的成果の最大化を目指すものであり、SWOT分析により定めた戦略の元で実行していくものとして位置づけられます。また、バリューチェーン分析は一連の分析に基づいて行われる実務のなかにあるボトルネックやコストセンターの無駄を洗い出し戦略の実行を洗練させるものといえるでしょう。
これらのフレームワークを利用することは、 戦略立案の効率性を向上させるだけでなく、視点の漏れや見落としを防ぎ精緻な戦略構築の一助となるものです 。マーケティング戦略の立案では、これらのフレームワークを順次活用しつつ進めていくことになりますが、外部環境に変化がない場合や、戦略立案に関わるメンバー間で外部環境や自社内の資源(SWOT分析における強みや弱みなど)について共通認識ができている場合、戦略立案に時間を割く余裕がない場合などでは、他の分析のステップを省略しSTP分析、4P分析のみとする場合も少なくありません。STP分析、4P分析の具体的な手順については具体的な事例をもとに別途解説します。

2. 知っておくべき2つの分析手法と消費者理解を助ける3つの行動モデル

2.マーケティングの分析手法 1 MECE

MECEとは、相互に排他的かつ、完全な全体集合(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)といった状態を表す用語であり、一般には 「漏れもなくダブリもない」状態ともいわれます。

MECEのイメージ

ビジネスにおける課題解決に際して解決策を検討する際、ビジネス戦略などの複雑で大きな課題の場合には、論理的に意味のあるシンプルなレベルまで課題を要素に分割し、個々に対応を検討した上で全体を再度組み上げていく必要があります。この際、分割が十分でない場合や意味のない分解を行ってしまうと、対応の内容に重複が生まれたり、対応に漏れが生じたりすることに繋がりかねません。重複した対応は非効率ですし、逆に対応に漏れがある場合には課題の解決につながらないばかりか、より大きな問題を引き起こすリスクもあります。MECEとは、こうした事態に陥らないための論理的思考のフレームワークです。
過去に同様の課題解決の経験があり、今回も同じ手法で対処できる見込みがある場合のように、全体像が明確である場合や、どのように分類していけばよいか明らかである場合には、ゴールに向かって演繹的に進めれば良く、要素の見落としや状況判断を謝るなどの落ち度がない限り、要素の分類や対処に漏れやダブリが生じる可能性も低いでしょう。一方で課題そのものが不明瞭である場合や、適切な分類の方法がわからない場合には、ブレーンストーミングを繰り返して要素を洗い出し、帰納的に分類していくなど手探りでゴールを目指さざるを得ないでしょう。このような状況では、要素の洗い出しが十分でない場合や分類が不適切である場合には漏れやダブリが生じるリスクがあります。ビジネス上の課題解決にあたっては、 問題の発見・整理や対応方針の検討に際してMECE状態を目指すことは不可欠です 。以降にご紹介する各種のフレームワークはMECE状態を目指す上で有用なツールとなるものと思われます。

2.2 ロジックツリー

ロジックツリーのイメージ

例えば「会社全体の業績が思わしくない」という問題について解決策を検討しなければならないとしても、取り扱う商品・サービスや、仕入先、取引先が多岐にわたるなかでは、それぞれの商品・サービスや仕入先、取引先ごとに問題の有無や解決の可能性について検討していくことが必要になります。この会社がA~Cの3種類の商品を扱っているとした場合、まずはそれぞれの商品の売上や利益率の状況について確認が必要になります。売上が奮わない商品がある場合には、販売数量が落ちているのか、販売単価が下がっているのか、といった問題の所在をさらに細分化して確認する必要があります。
また、販売数量が落ちているとしたら、その原因が、例えば消費税の増税前に駆け込み消費が発生するように、需要の先食いが起こったことによる一時的な問題であるのか、短期的な問題ではない顧客の流出によるものか、顧客の流出先は同一カテゴリの競合商品か、代替品なのか、そもそも(所得の減少など)購買力が下がって購入できなくなっているのか、といったように、問題の所在や原因を要素に分解していくことで、真の問題は何か、どのような対処法がありうるかの検討が容易になります。売上が変わらないにも関わらず利益率が下がっているのであれば、販促経費がかさんでいるのか、そもそも原価率が上がっているといった問題がある可能性も考える必要があるでしょう。
ロジックツリーは、このように大きな問題をさらに小さな問題やその原因として考えられる要素まで樹木が枝分かれしていくように整理していくことで、 問題の要素をMECEの状態になるように網羅的にとらえ、全体としては大きな問題の原因を細分化された個々の要素に分解・特定することで適切な対応策につなげていくもの です。

2.3 消費者理解を助ける3つの行動モデル

AIDMA(行動モデル)

AIDMAとは、消費者がある製品を購入するまでのプロセスを、 製品の存在を発見(Attention)し、興味(Interest)をもち、欲しいと思う(Desire)ようになり、記憶(Memory)して、最終的に購買(Action)に至るといった段階に整理したもの です。

AIDMAのイメージ

AISAS(行動モデル)

AISASのイメージ

製品の存在を発見(Attention)し、興味(Interest)をもつまではAIDMAと同じですが、その後は 製品関連の情報についてスマホなどで検索(Search)し、検索結果からそのまま購入(Action)した上で、購入・使用した経験や評価をSNSなどに発信・共有(Share)する、としたもの です。このモデルもAIDMAと同様、それぞれの段階にある消費者に対するコミュニケーションプランの検討に用いるものですが、「検索」や「共有」といったプロセスがあることや、「共有」の内容が「検索」にフィードバックされるなど、現在の情報環境下における購買意思決定プロセスへの適応を図ったモデルであるといえるでしょう。

SIPS(行動モデル)

SIPSのイメージ

SIPSモデルは、SNS時代において消費者が何らかの行動を起こす背景には、 何らかの情報に対する共感(Sympathize)があり、その詳細を確認(Identify)した上で、同意すれば参加(Participate)して体験や感想についてまたSNS上で共有・拡散(Share & Spread)するのだというもの です。AIDMAやAISASが製品への注意(Attention)で始まり、購入(Action)とその後の共有(Share)をゴールとするのとは異なり、SIPSでは、触れた情報に共感(Sympathize)できるかどうかが行動の起点であるとともに、必ずしも購入(Action)をゴールとはしていません。情報の発信や共有が容易なSNS時代にあっては、購入までのプロセスのなかで何らかの不手際があった場合にはその体験の共有・拡散により企業として致命的なダメージを受けるリスクがある反面で、購入・利用しないまでも企業の取組への共感を示し共有・拡散することで間接的に利益への貢献を生む可能性があることから、「参加」というキーワードでゴール設定の幅を拡げているものと思われます。

3.フレーム活用での注意点

紹介したフレームの多くは、汎用性が高く正しく活用することで効果的な戦略立案が可能になるでしょう。ただし社会環境変化の中で陳腐化したり、適切ではない利用の仕方により、ミスリードにつながるリスクはゼロではありません。これらの フレームワークを用いることが適切か、よりふさわしいフレームはないか、フレームを用いない方が適切ではないか、といった点については事前の検討も必要になるでしょう。

また、これらのフレームを用いて戦略立案を検討する中では、 視野を広くもつことを心がけることも肝要 です。競合企業や顧客の立場、自社の商品・サービスと同様の価値を実現する代替品・サービスの存在についての気づきを得るためには、自社の立場・視点から意識的に離れて視野を広げ多様な視点にたってみることが求められるためです。

技術革新や社会全体の経済環境の変化など、ビジネス環境は常に変化を続けています。こうした変化に適応していくためには、戦略も随時見直していくことが肝要です。戦略立案し、取り組んでいく中でも、環境変化への適応状況の確認を怠らず、外部環境変化への適応が難しくなる前に 戦略を見直していく臨機応変さも持ち合わせておくべきでしょう。

マーケティングフレームワークが1冊にまとまった! 「絶対に知っておきたい! マーケティングの分析手法 マーケティング戦略に役立つフレームワーク」ダウンロード

PROFILE

井上 智紀(いのうえともき)

・1995年:財団法人生命保険文化センター 入社
・2003年:筑波大学大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻修了(経営学)
・2004年:株式会社ニッセイ基礎研究所社会研究部門 入社
・2006年~:同 生活研究部門
・山梨大学生命環境学部(2010年~)非常勤講師
・高千穂大学商学部(2018年度~)非常勤講師

所属学会
・日本マーケティング・サイエンス学会
・日本消費者行動研究学会
・日本ダイレクトマーケティング学会
・生活経済学会
・日本保険学会
・生命保険経営学会
・ビジネスモデル学会

マーケティング分析とは?代表的な分析手法・フレームワークについて解説

2021.11.01 2021.11.01 マーケティング 福士和洋 福士和洋

マーケティング分析とは?代表的な分析手法・フレームワークについて解説

マーケティング分析というと難しいことのように感じる方も多いのではないでしょうか?

マーケティング分析にはフレームワークがありこれを利用することで ポイントを押さえた分析が誰でもできる ようになります。


>>集客・販促のノウハウ集を一括ダウンロード!<<

マーケティング分析とは

マーケティング分析とは、自社のデータを収集、管理して運用することです。

すべての情報ソースや、ウェブサイトなどの集客するための媒体や径路であるチャネルからデータを収集して結合し、マーケティングがどのように機能しているかを分析して 改善点を見つけ出します 。そのためのプロセスや、施策を評価するためのテクニックを含めてマーケティング分析と呼んでいます。

マーケティング分析の方法には、共通して用いることができるフォーマットともいえるフレームワークがあります。フレームワークを用いることで分析のポイントをパターン化し、 誰でも簡単にマーケティング分析ができます 。フレームワークは何種類かあるので、必要に応じて使い分けます。

3C分析とは

4P分析とは

の頭文字のPをとって4P分析といいます。これら4つはマーケティングに際し企業がコントロールすることのできる要素であり、適切に組み合わせることでビジネスの成果を実現していきます。4つの要素を適切に組み合わせるための検討をマーケティングミックスと呼びます。

4要素の最適な組み合わせによって 経営成果の最大化を目指すことが目的 です。

5フォース分析とは

自社を取り巻く環境を業界内の要因「業界内の競争業者」「売り手」「買い手」と、業界外の要因である「新規参入業者」「代替品」の5つの要素で、それぞれの状況と自社にとっての脅威の程度を3C分析同様ミクロの環境から分析します。整理することで、どのように脅威に対応するかの検討材料になります。

売り手については、希少な原材料や代替不可能な技術などの供給元が価格の決定権を持つ場合、その 関係性によって生じる値上げや供給停止などの脅威を分析 します。買い手は、自社製品を購入して利用する消費者との関係性です。競合他社の製品や代替品へ消費者が流れたり買い控えなどの脅威を分析します。

外的要因である新規参入業者は、成長市場だけでなく成熟市場でも見られます。 他の市場でのノウハウや技術を利用して参入した業者が市場のルールを一変させる こともあるため、資本規模が大きく優れた技術をもつ企業の市場参入は大きな脅威となり得ます。代替品については、買い手側の認識が市場と異なり別の枠組みの中で利用された場合や、携帯電話のカメラなどに見られる技術革新によって境界が曖昧になったときに起こる脅威です。

STP分析とは

SWOT分析とは

4つの要素の洗い出しに3C分析や5フォース分析など他のフレームワークを利用すると、 漏れやダブりをなくす ことができます。また前述の4P分析は、SWOT分析によって立てた戦略の下で実行するものです。

PEST分析とは

バリューチェーン分析とは

バリューチェーンは、「価値の連鎖」と訳されます。

企業の活動を製造やサービスといった「主活動」と、人事管理や技術管理といった「支援活動」に分け、実務の中のどの部分で多くのバリューが生じているか、逆にコストがかかっている活動はなにかを可視化し、 コストの削減や強み、弱みを知る手がかり として、戦略の実行をブラッシュアップします。

データ解析・分析手法

ビジネスの場でデータ分析の手法を知る最大のメリットは、施策の成功率や再現性を上げられることです。データ分析を行うことで、客観性と根拠を明確にすることができるからです。
勘と経験に頼った従来の方法ではどうしても主観性が強くなってしまい、施策を考える人に成功率が左右されるという問題がありました。
その点、データ分析を用いて施策を進めれば、その妥当性や成功率を事前にある程度客観的に示すことができます。
またキャンペーンの最中などにデータ分析を用いて進捗を適宜確認することで、軌道修正や強化をタイムリーに行うこともできます。
以上の理由から、データ分析の結果を使ってプロジェクトを進めることで施策の成功率を上げ、誰でも一定の成功率を出すことができるようになります。
しかしデータの分析手法を知らなければ、データドリブンなビジネスを行うことはできません。
データ分析を用いた施策を行うためには、データの分析手法の知識が不可欠です。

複雑なデータの要約、可視化が
できる

分析手法の中には、データ量が多く複雑なデータでも分かりやすい形に要約、可視化できるものがあります。
複雑なデータをこれらの分析手法を使わずにデータを要約する場合、大量の集計表やグラフが必要になってしまう場合がありますが、データ分析の知識があれば、そんな場合でも最適な分析手法を用いることで情報を要約し、1枚のグラフにまとめることも可能です。 マーケティングの分析手法
このような分析手法を知っておくと、ビジネスの現場で役に立ちます。

仮説検証ができる

分析手法の中には、以下のような検証を行うことができるものがあります。
「ある要素とある要素がどれくらい関連しているのか知りたい」「施策Aと施策Bの効果の比較がしたい」
仮説を事前に検証した上で施策を実行することができれば、格段に成功率をあげることができます。
一方で、実際のビジネスの現場では様々な要因が複雑に絡み合っているため、これらの検証を行うことは容易ではありません。
しかしデータ分析の知識があれば、適切な分析手法を用いることでこれらの検証が可能となります。

未来の予測ができる

分析手法の中には、過去のデータから未来の結果を予測できるものがあります。
データ分析を用いた予測を行うことで、成功率の高い顧客に絞ってダイレクトメールを発送したり、今後の解約率の高い顧客に事前に防衛策を施したりすることができます。
もちろん大量の顧客を一人一人分析して予測することも不可能ではありませんが、現実的ではありません。
データ分析を使った予測の場合、事前に過去のデータを学習させておけば全てのデータの予測を自動で行うことができます。 マーケティングの分析手法
このような分析手法を使いこなせれば、ビジネスの利益を向上させることができます。

知っておきたい9つのマーケティングフレームワークおさらい

例を挙げてみましょう。女性のマーケティングをするうえで 、ターゲットを 主婦や OL 、学生などのように分析します。しかし、これでは ” 主婦 ” と ” OL” で重なる部分が存在していることや 、 フリーターなどの層が漏れている 可能性があります マーケティングの分析手法 。これを MECE で表現していくと、 10 マーケティングの分析手法 代以下・ 20 代……のように 細分化され、 どのターゲットにも漏れなく、ダブりなく表現 することが可能になります。

5回のWHY手法

5回のWHY

「 なぜなぜ分析 」 とも言われているフレームワーク です 。自動車販売で有名なトヨタ自動車株式会社で用いられていることから、トヨタ式と呼ばれることも あります 。ある問題に対して WHY =なぜ?を問いかけていき続け、より思考を深めていく手法です。

1 度のなぜ?よりも 2 度 3 度…と繰り返し続けていくことによって 、 考えられた要因を深く掘り下げていくこと が可能です 。真の要因を掘り下げることができれば、再発防止 や、 具体的な解決策を提示 することが可能です。

また、 WHY ツリー=なぜ?を追う手法として HOW ツリー=どのように?と掘り下げていく手段なども存在します。

ロジックツリー手法

ロジックツリー

論理をツリー状に 描きながら、1 つの議題に対して考えられる現象をさらに展開していくフレームワーク です 。 5 回の WHYとMECEの複合技 とも言え ます。 ロジックツリーの大きな長所として思考の過程を可視化、 や 共有化 の しやす さ が挙げられ ます 。

事象のフレームワーク

3C分析

3C

マーケットインと呼ばれる考え方の1つで Customer マーケティングの分析手法 =市場・顧客、 Company =自社、 Competitor =他社の 3 視点から現状を分析していくフレームワーク です 。

4C分析

4C

Customer Value =顧客価値、 Cost =顧客の費用・負担、 Convenience …顧客の利便性、 Communication =顧客対話という 4 つの C を分析する 手法です。 3C よりもさらに顧客の視点で考えていくことが求められ 、 顧客のニーズをより深く分析することで 、 マーケティングの分析手法 今後のマーケティングに向けて良い立案がしやす くなります。

SWOT分析

SWOT

内的環境の要因である自社の強み= S ・弱みの部分= マーケティングの分析手法 W 、そして外的な環境要因である機会= O ・脅威= T に分けて分析していくフレームワークです。

4つを表に書き出していき、自社の事業分析はもとより、ビジネスにおけるチャンスを考えていくことができます。 STF (成功要因)をとらえていき、今後の視点を考えていくことが SWOT 分析の特徴と言え ます。

マーケティングのフレームワーク

次 に、 マーケティングを検討していくうえで効率よく戦略を立案するために用いられている手法を見ていきましょう。

STP分析

STP

Segmentation (セグメンテーション)→ Targeting (ターゲッティング)→ Positioning (ポジショニング)というステップを踏んで戦略を考えていくことから 、 その頭文字を取り、 STP 戦略 と呼ばれています 。強みを生かしつつ、より効果的に市場へ参入していくために必要なフレームワークと言え ます。

PEST分析

PEST

政治= Politics 、経済= Economy マーケティングの分析手法 、社会= Society 、技術= Technology の外的環境から分析していくフレームワークです。 外的要因を 、 よりマクロな視点から追っていくこと で 業界的な要因をもれなく把握するために効果的な分析方法 です。

4P分析

4P

4P とは、商品= Product 、価格= Price 、流通= Place 、販促= Promotion 。 4C とは異なり、プロダクトアウトの視点からマーケティングを立案する考え方です。顧客側だけでなく、企業側の視点に立ち返って判断基準で考察していくこともマーケティングにおいては不可欠でしょう。

他にも 4P には+ 1 の 5P という考え方もあ り 、 People =人々や 、 Package =包装・梱包、 Process =過程なども挙げられることもあります。しかし、あくまでプロダクトアウトの観点から考慮するならば、 4P マーケティングの分析手法 が主軸とな ります。

実行・修正のフレームワーク

立案をして終了ということ は あり得ません。練り抜かれた案を実行することは 、 何においても必要不可欠です。 また、新たに課題点が 浮き彫りになる ことも少なく ありません。 最後に 、 非常に多く用いられるフレームワークについておさらいしていきましょう。

PDCA

通称 PDCA サイクルと言われるものです。サイクルという表現にも表れているように、実行と修正を何度も繰り返していくことが不可欠な部分です。

Plan (計画)を立て、 Do (実行)し、それに対して Check (評価)をする。そして Act ・ Action (改善)していくという過程をまとめたフレームワークがこの PDCA 。

PDCA サイクルはより高速で回し続けていき、より早く効果的にブラッシュアップし続けていくことが大切になります。 良く使われる言葉ではありますが、慣用化されすぎて意外と正しく運用できていないケースが多いのがPDCAです。

まとめ

    マーケティングの分析手法
  • 思考のフレームワーク
  • 事象のフレームワーク
  • マーケティングのフレームワーク

と それを実行するためのPDCAについてまとめました。 マーケティングの分析手法 案を掘り下げていくことは 、良い企画・プロジェクトを進行していくのに必要不可欠。しかし、フレームワークを活用し、考えただけで物事が前に進むわけではありません。

フレームワークを活用し、考え、整理した内容から 具体的な解決策を見出し、 高速でPDCAサイクルを回しながら実行することが最重要です。 より良い立案をしていくために、ぜひこれらのフレームワークを活用してみてください。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる