平均足(コマ足)の見方・使い方【テクニカル指標・トレンド系】
テクニカル指標・チャート分析
平均足とは?
上:ローソク足 下:平均足
平均足とローソク足は「高値と安値」が同じ
しかし、 ローソク足の実体の上辺と下辺に、「平均値」が用いられている 点が異なります。
- 平均足の始値 – 前日の始値・終値の平均値
- 平均足の終値 – 当日の始値・高値・安値・終値の平均値
平均足の始値は前日の始値・終値の平均ですから、 「当日の実体は、前日の実体の中心になる」ことが平均足の特徴 です。
平均足の見方と使い方を知ろう!
- 陽線が連続していれば、上昇トレンドの継続を示唆する。
- 陰線が連続していれば、下降トレンドの継続を示唆する。
- 陰線から陽線になれば、上昇トレンドへの転換を示唆する。 ローソク足と平均足手法
- 陽線から陰線になれば、下降トレンドへの転換を示唆する。
実体の長さはトレンドの強弱を表す
また基調変化といい、実体部分が極端に短く、上下のヒゲが長い足が出現したときは、よりいっそう相場の変化が起こりやすくなります。
実体が短くなってきたら、トレンド転換は近いかもしれない ことを意識しておくといいでしょう。
平均足のヒゲはローソク足と「逆」
- 上ヒゲが長ければ、上昇力が強い。(前日の高値を更新している。)
- 下ヒゲが長ければ、下降力が強い。(前日の安値を更新している。)
このように、上昇局面での長い上ヒゲは強い上昇を、下降局面での長い下ヒゲは強い下落を示します。
また、 例えば上昇が続いている相場で下ヒゲが出たら、トレンド転換が近い ことを意識していきましょう。
- 陽線に下ヒゲが出たら、上昇力の弱まりを示唆する。
- 陰線に上ヒゲが出たら、下落力の弱まりを示唆する。
細かい値動きの変化やニュアンスを見るならローソク足
このような性質があることから、 細かな値動きを見て天井・大底を判断するには、ローソク足に軍配が上がる という訳なのです。
しかし、 「陽線に転じたら買い」「陰線に転じたら売り」といった平均足の最大の魅力である明快さは不変 です。
陽転・陰転してから保有し続け、反転してから手仕舞いすればトレンドが継続するほど利益となりますし、5分足、10分足といった短期での分析にも十分使うことができます。
平均足の注意点と売買手法について
相場の世界には「売り買いは腹八分」という格言があり、また「アタマとシッポはくれてやれ」ということわざもありますね。
平均足は、トレンドの中心部分のおいしいを狙うといった手法をもっとも得意 としています。
FXの平均足を正しく理解しよう|その知識や方法についての詳細
FXの際に欠かせない平均足について知らない人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、FXの平均足の基礎知識や長所・短所、平均足を使用した多彩な手法、使えないケースについて解説します。
平均足の基本知識
別名「コマ足」とも呼ばれている
ローソク足と同様で上ヒゲが高値下ヒゲが安値になる
平均足は4つの価格で構成されている
平均足の計算方法はローソク足とは異なっている
平均足の見方
平均足とローソク足の違いについて
平均足のメリットとデメリット
平均足のメリット
平均足のデメリット
平均足の短所は、現在値がわからないことです。ローソク足では「上昇→下降」がすぐにわかるものの、平均足では遅れます。対策方法としては、「ローソク足」「平均足」を共にあらわすことで、転換ポイントやトレンドがわかりやすくなるでしょう。
平均足を使った手法
平均足のみを使った手法
平均足と移動平均線を使った手法
平均足とボリンジャーバンドを使った手法
ボリンジャーバンドを組み合わせることも可能です。ボリンジャーバンドとは、移動平均の線とその値動きの幅を表示する線であり、価格の大半が幅におさまるものです。 トレンドをチェックするためは平均足でも構いません。しかし、ボリンジャーバンドは、「価格の幅の収束」→「上下への動き」→「大きな動き」という流れがあります。こうした動きをみせたときがトレンドの転換ポイントなるのです。
平均足が使えないケース
平均足が使えないケースもあります。それは、トレンドの流れに逆らった使い方です。もともと平均足は、相場の流れをわかりやすくするものであり、トレンドを無視した「逆張り」は、損をするだけです。利益のために、相場の流れを意識しましょう。
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