「売られ過ぎ・買われ過ぎ」指標のストキャスティクス【ざっくり解説】
ざっくりテクニカル分析
ストキャスティクス
ストキャスティクスの概要
➀【短期】 %K ストキャスティクスのゴールデンクロス (パーセントK)
%K = (当日の終値-過去x日間の最安値) / (過去x日間の最高値-過去x日間の最安値) ×100
②【中期】 %D (パーセントD)(= Slow%K )
%D = (当日の終値-過去x日間の最安値) のy日間の合計/ (過去x日間の最高値-過去x日間の最安値) のy日間の合計×100
つまり
%D = y日の%Kの単純移動平均
③【長期】 Slow%D (スローパーセントD)
(1) ファスト・ストキャスティックス ストキャスティクスのゴールデンクロス :➀%Kと②%Dの2本を使用
チャートに敏感に反応しすぎるため「だまし」が多いので使いづらい
(2) スロー・ストキャスティクス :②%D(=Slow%K)と③Slow%Dの2本を使用
一般的にはこちらの方を使うことが多いが、シグナルを早めにつかみたいときは前者の方がよい
ストキャスティクスの戦略
ファスト・ストキャスティクスの場合
- 一般的に、 ②%Dが20~30%以下になった場合 は「売られ過ぎ」として、買いのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは下降チャートだが、逆張りで「買い」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度②%Dが20~30%以下になったあと、再度 ②%Dが20~30%以上になったのを確認してから 「買い」を入れる。(スパイク・トップ)
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス) には、より強い買いシグナルと考え、「買い」を入れる。
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス)を2回繰り返したとき は、強固な買いシグナルと考え、「買い」を入れる。(ガービッジ・トップ)
- 【ダイバージェンス】0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、チャートが安値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は安値を更新しなかった場合(チャートは下がり、ストキャスティクスが上がったとき)は、底付近とみて、「買い」を入れる。
- 一般的に、 ②%Dが70~80%以上になった場合 は「買われ過ぎ」として、売りのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは上昇チャートだが、逆張りで「売り」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度②%Dが70~80%以上になったあと、再度 ②%Dが70~80%以下になったのを確認してから 「売り」を入れる。(スパイク・ボトム)
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス) には、より強い売りシグナルと考え、「売り」を入れる。
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス)を2回繰り返したとき は、強固な売りシグナルと考え、「売り」を入れる。(ガービッジボトム)
- 【ダイバージェンス】70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、チャートが高値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は高値を更新しなかった場合(チャートは上がり、ストキャスティクスが下がったとき)は、天井付近とみて、「売り」を入れる。
スロー・ストキャスティクスの場合
- 一般的に、 ③Slow%Dが20~30%以下になった場合 は「売られ過ぎ」として、買いのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは下降チャートだが、逆張りで「買い」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度③Slow%Dが20~30%以下になったあと、再度 ③Slow%Dが20~30%以上になったのを確認してから 「買い」を入れる。(スパイク・トップ)
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ②Slow%Kが③Slow%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス) には、より強い買いシグナルと考え、「買い」を入れる。
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀Slow%Kが②Slow%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス)を2回繰り返したとき は、強固な買いシグナルと考え、「買い」を入れる。(ガービッジ・トップ)
- 【ダイバージェンス】0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、チャートが安値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は安値を更新しなかった場合(チャートは下がり、ストキャスティクスが上がったとき)は、底付近とみて、「買い」を入れる。
- 一般的に、 ②Slow%Dが70~80%以上になった場合 は「買われ過ぎ」として、売りのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは上昇チャートだが、逆張りで「売り」を入れる。 ストキャスティクスのゴールデンクロス
- 順張り手法としては、このように一度③Slow%Dが70~80%以上になったあと、再度 ③Slow%Dが70~80%以下になったのを確認してから 「売り」を入れる。(スパイク・ボトム) ストキャスティクスのゴールデンクロス
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ②Slow%Kが③Slow%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス) には、より強い売りシグナルと考え、「売り」を入れる。
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀Slow%Kが②Slow%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス)を2回繰り返したとき は、強固な売りシグナルと考え、「売り」を入れる。(ガービッジボトム)
- 【ダイバージェンス】70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、チャートが高値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は高値を更新しなかった場合(チャートは上がり、ストキャスティクスが下がったとき)は、天井付近とみて、「売り」を入れる。
おすすめのトレンド系インジケーターとの組み合わせ
パラボリック パラボリックの概要 パラボリック(放物線の意)とは、J.W.ワイルダー氏によって考案された指標で、SAR(Stop And Reverse Point)が放物線を描き、そのSARとチャートが交差する部分で途転(ドテン;保有.
「売られ過ぎ・買われ過ぎ」指標のストキャスティクス【ざっくり解説】
ざっくりテクニカル分析
ストキャスティクス
ストキャスティクスの概要
➀【短期】 %K (パーセントK)
%K = (当日の終値-過去x日間の最安値) / (過去x日間の最高値-過去x日間の最安値) ×100
②【中期】 %D (パーセントD)(= Slow%K )
%D = (当日の終値-過去x日間の最安値) のy日間の合計/ (過去x日間の最高値-過去x日間の最安値) のy日間の合計×100
つまり
%D = y日の%Kの単純移動平均
③【長期】 Slow%D (スローパーセントD)
(1) ファスト・ストキャスティックス :➀%Kと②%Dの2本を使用
チャートに敏感に反応しすぎるため「だまし」が多いので使いづらい
(2) スロー・ストキャスティクス :②%D(=Slow%K)と③Slow%Dの2本を使用
一般的にはこちらの方を使うことが多いが、シグナルを早めにつかみたいときは前者の方がよい
ストキャスティクスの戦略
ファスト・ストキャスティクスの場合
- 一般的に、 ②%Dが20~30%以下になった場合 は「売られ過ぎ」として、買いのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは下降チャートだが、逆張りで「買い」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度②%Dが20~30%以下になったあと、再度 ②%Dが20~30%以上になったのを確認してから 「買い」を入れる。(スパイク・トップ)
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス) には、より強い買いシグナルと考え、「買い」を入れる。
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス)を2回繰り返したとき は、強固な買いシグナルと考え、「買い」を入れる。(ガービッジ・トップ)
- 【ダイバージェンス】0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、チャートが安値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は安値を更新しなかった場合(チャートは下がり、ストキャスティクスが上がったとき)は、底付近とみて、「買い」を入れる。
- 一般的に、 ②%Dが70~80%以上になった場合 は「買われ過ぎ」として、売りのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは上昇チャートだが、逆張りで「売り」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度②%Dが70~80%以上になったあと、再度 ストキャスティクスのゴールデンクロス ②%Dが70~80%以下になったのを確認してから 「売り」を入れる。(スパイク・ボトム)
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス) には、より強い売りシグナルと考え、「売り」を入れる。
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀%Kが②%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス)を2回繰り返したとき は、強固な売りシグナルと考え、「売り」を入れる。(ガービッジボトム) ストキャスティクスのゴールデンクロス
- 【ダイバージェンス】70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、チャートが高値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は高値を更新しなかった場合(チャートは上がり、ストキャスティクスが下がったとき)は、天井付近とみて、「売り」を入れる。
スロー・ストキャスティクスの場合
- 一般的に、 ③Slow%Dが20~30%以下になった場合 は「売られ過ぎ」として、買いのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは下降チャートだが、逆張りで「買い」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度③Slow%Dが20~30%以下になったあと、再度 ③Slow%Dが20~30%以上になったのを確認してから 「買い」を入れる。(スパイク・トップ)
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ②Slow%Kが③Slow%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス) には、より強い買いシグナルと考え、「買い」を入れる。
- 0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、 ➀Slow%Kが②Slow%Dを下から上に抜けたとき(ゴールデンクロス)を2回繰り返したとき は、強固な買いシグナルと考え、「買い」を入れる。(ガービッジ・トップ)
- 【ダイバージェンス】0~20(30)%の「売られ過ぎゾーン」で、チャートが安値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は安値を更新しなかった場合(チャートは下がり、ストキャスティクスが上がったとき)は、底付近とみて、「買い」を入れる。
- 一般的に、 ②Slow%Dが70~80%以上になった場合 は「買われ過ぎ」として、売りのシグナルと考える。このシグナルが出たら、チャートは上昇チャートだが、逆張りで「売り」を入れる。
- 順張り手法としては、このように一度③Slow%Dが70~80%以上になったあと、再度 ③Slow%Dが70~80%以下になったのを確認してから 「売り」を入れる。(スパイク・ボトム)
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ②Slow%Kが③Slow%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス) には、より強い売りシグナルと考え、「売り」を入れる。
- 70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、 ➀Slow%Kが②Slow%Dを上から下に抜けたとき(デッドクロス)を2回繰り返したとき は、強固な売りシグナルと考え、「売り」を入れる。(ガービッジボトム)
- 【ダイバージェンス】70(80)~100%の「買われ過ぎゾーン」で、チャートが高値更新をしたにもかかわらず、ストキャスティクスの方は高値を更新しなかった場合(チャートは上がり、ストキャスティクスが下がったとき)は、天井付近とみて、「売り」を入れる。
おすすめのトレンド系インジケーターとの組み合わせ
パラボリック パラボリックの概要 パラボリック(放物線の意)とは、J.W.ワイルダー氏によって考案された指標で、SAR(Stop And Reverse Point)が放物線を描き、そのSARとチャートが交差する部分で途転(ドテン;保有.
【バイナリーオプションでのストキャスティクス投資手法】設定からエントリーまで解説
トレード初心者
バイナリーオプションでのストキャスティクス基本解説
- ストキャスティクスとは何か?〜ストキャスティクスはどう使うの?
- RSIとの違いは?〜同じく過熱感を示すインジケーターとの違い
- MT4での設定方法〜実際に設定してみましょう!
ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスは、 「売られすぎor買われすぎ」を数値で示すオシレーター系インジケーター の一つです。
- 数値が20%以下→売られすぎ
- 数値が80%以上→買われすぎ
上記のように20%と80%を基準に 相場を分析 します。
- 3本のラインが 何を示し、相場に対してどう反応する のか?
- 2つのパターンは どのラインで構成され、相場に対してどう反応する のか?
トレード初心者
- %K:(直近の終値-ローソク足X本分の最安値)÷(ローソク足X本分の最高値-ローソク足X本分の最安値)
- %D:%Kのローソク足Y本分の平均値
- %SD:%Dのローソク足Z本分の平均値
(X、Y、Z)はパラメーターで設定していくのですが、一般的には( 9、3、3 )が使われています。
相場に対して敏感に反応する順として、 「%K>%D>%SD」 と覚えておけばOKです。
- ファストストキャスティクス :%Kと%Dの組み合わせ
- スローストキャスティクス :%Dと%SDの組み合わせ
スローストキャスティクスは、 ファストストキャスティクスを平均化 しています。
相場に対して 敏感に反応する順 として「ファストストキャスティクス>スローストキャスティクス」と覚えておけばOKです。
ファストストキャスティクスは 反応が早くダマシが多い ので、最初はスローストキャスティクスがおすすめです。
RSIとの違い
ストキャスティクスは RSI と視覚的に似ており、よく比較されますが使い方・見方は異なります。
- 計算が違う
- ラインの数が違う
- エントリーポイントの見つけ方が違う
- RSI: 終値をベース に計算 ストキャスティクスのゴールデンクロス
- ストキャスティクス: 高値・安値が計算式に含まれる
- RSI: 1本 のライン
- ストキャスティクス: 2本 のライン
- RSI:ラインが 基準値以上のゾーンに侵入 ストキャスティクスのゴールデンクロス した時にエントリーを見極める
- ストキャスティクス:基準値以上に到達時・ 2本のラインのクロスポイント ストキャスティクスのゴールデンクロス でエントリーを見極める
RSIとストキャスティクスの共通点は、「 ラインを用いて相場の過熱感を示すオシレーター系インジケーター 」であることで、実際の使い方は異なります。
MT4での設定方法
- %K期間: ローソク足何本分 を計算に用いるか?
- %D期間:何本分の %Kを計算に用いる か?
- スローイング:何本分の %Dを計算に用いる ストキャスティクスのゴールデンクロス か?
- %K期間・・・9
- %D期間・・・3
- スローイング・・・3
- 移動平均線の種別・・・Simple
ストキャスティクスを使ったエントリータイミング
- 買われすぎ、売られすぎからの逆張り手法
- ダイバージェンスでの逆張り手法
- ゴールデンクロスとデッドクロス
買われすぎ、売られすぎからの逆張り手法
◯の箇所は、ストキャスティクスが20%を下回り「売られすぎ」と判断したところで、逆張りのHIGHエントリーをしたポイントです。
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